創立120周年について

本年は学校創立120周年に当たります。
私自身創立100周年の頃より同窓会に関わってきましたが感慨深いものがあります。
20年前に比べ大きく変わったことは、世の中のすべての事柄にデジタル化が大きく進み、パソコン・スマホ等によるICT技術の普及で情報化がものすごく簡単に且つ素早くなったことです。
反対に紙媒体(新聞・雑誌・オリコミ)による情報の発信が低下したことによる高齢の同窓生への連絡が取りにくくなったこと。さらに個人情報保護の意識が非常に強くなり、同窓会名簿が作れないようになってきたため以前のような同窓会活動が困難になったことです。
他高校の同窓会の役員に聞いても同じ意見で同窓会自体の在方が曲がり角に来ているように感じます。
そして少子高齢化で生徒数が激減していることも大きな問題です。
私の学年は団塊の世代の一つ後ですが、1学年350人でしたが、過去最高は576名の卒業生を要している時期もありました。そして現在は280名となっています。
また最近受験率も低くこのことは歴代の校長のもっとも頭を悩ませていることでしたが、昨年前南部校長より制服の改正を行いたいとの申し出がありました。
同窓会役員内部でも異論が出ましたが、他校(岸和田高・和泉高・三国ヶ丘高)でも検討しているとのことと、生徒や教職員に事情を聞いても制服の改正は時代の趨勢化と判断しました。
結果本年の初秋に行われた中学3年生の公立高校の第1回希望調査では1.5倍(近年の実績では1.1~1.08倍程度)に上昇しています。
現河合校長は和泉高・久米田高の校長を歴任され、その実績は両校の躍進を見ればわかる通り大いに期待する者があります。
既に本年になってから校長と同窓会・PTA等の話合いにより、各教室へのプロジェクターの設置と国際化に向けた教育振興基金への積立て等を120周年記念事業として行うことになりました。
このように本校も時代の流れに沿うように改革・改変を早急に進めていますが、同窓会も旧態依然とした体制で活動していれば、若い卒業生から見向きもされないようになり、同窓会そのものが形骸化してしまいます。
創立120周年のこの機会に同窓会もICT化を進め、若い同窓生を役員・幹事にむかえスマホやパソコンなどを利用した情報発信化を進めてまいります。